寂しさを感じたとき、「パーっとお金を使いたい!」と思ったことありませんか?
実は、「寂しさが増すと、時期を同じくして、物が欲しくなる」ということが分かっています。例えば、恋人と別れた後や、離婚後では、物質主義の傾向が強くなります。ここでいう物質主義とは、モノやカネを欲しがり、それ以外を軽視する傾向のことです。
また、それだけでなく逆も同じこと、つまり「物質主義の傾向が強いほど、寂しくなりやすい」ことが分かりました。 例えば、オランダのティルブルク大学の調査では、2500人を6年間に渡り追跡し、物質主義と寂しさを感じる頻度と度合の強さを調べたところ、物質主義の傾向が強いほど、寂しくなりやすいという結果が出ました。
周りの人にも似た状況になっている人を、見かけたことがあるのではないでしょうか?
それでは、私たちを幸福にしてくれるのは何なのか、何にお金を使うべきなのでしょうか。
それは、「経験にお金を使う」です。 これを確かめたのは、コロラド大学の心理学者のリーフ・ヴァン・ボーヴェンの調査です。その調査は、何か物を所有したときと、何かを経験したとき、それぞれの気分の高揚した度合をチェックする実験というもので、 具体的にはお金を払って買った”物”とお金を払ってした”体験”を書き出し、高揚度のポイントを付けました。
結果は、”体験”の幸福度の方が強く印象に残り、高揚度も2倍高いことが分かりました。
確かに、友達との旅行で大喧嘩したとしても、1年後に振り返ってみれば笑い話になっている、のようなこと、よくありますよね。
体験は、嫌な出来事でも笑い話になり、記憶に刻まれる。そして思い出となり、幸福度も上げてくれます。 もし、あなたが寂しさを感じたり、孤独感を感じたときは、”物”ではなく、”経験”にお金を使ってみてください。
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