「人間関係は、育む努力をしないかぎり、ダメになる一方で、決して良くなったりはしない」
おおー、この本、めっちゃ良いこと言うなーと。
昨年一年間は、大阪という全く知らぬ土地に移り住んだことと、コロナが相まって、家に巣ごもって、本を読み散らかしました。その中で、もう一度読みたくなった本が、この「MINDSET やればできるの研究」です。タイトルからして、いかにも自己啓発書好きが手に取りそうな本ですが、読んでみると、心に刺さる言葉ばかり。
この本曰く、人は自分の性格や能力に対する見方を2つ持っているそうで、
ひとつは、硬直マインドセット(fixed mindset)と呼ばれる考え方で、自分の知能も人間的資質も、固定的で変わらないと感じている人。
もうひとつは、しなやかマインドセット(growth mindset)と呼ばれる考え方で、知能の資質も自分の努力次第で伸ばすことができるという考え方。
この本では、仕事や勉強、人間関係など様々な状況で、この2つの異なる考え方が、行動にどのような影響を与えるのか、が解説されてます。
その解説で、冒頭の言葉が出てきました。
硬直マインドセットの人は、人間関係で「言わなくてもわかるはず」「同じ考えのはず」と考えます。これでは、どんな人付き合いも短期的になってしまうそう...
しなやかマインドセットの人は、お互いの性格は変化するものと考えているので、「お互いの考えを伝えたうえで、異なる点をはっきりさせ、解決していく」のだそう。
「人間関係は、育む努力をしないかぎり、ダメになる一方で、決して良くなったりはしない」
去年は何となく見過ごしたこの言葉、今なら少し分かるような気がします。
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《この本はこんな人におすすめ!》
プロのスポーツアスリートでも、モチベーションを保つのは難しいそう。
今、何かの課題にぶつかっていて、乗り越えたいと考えている人、
なんかいつも冷めてしまい、行動に移せてないと感じている人、
子育てで、子供にしなやかな心をもってほしいと感じている人、
ぜひ読んでみてください!
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