内向型人間の最強の生き方戦略

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《こんな人におすすめ》

✓内向的な自分に悩んでいる

✓このままで良いのか不安になる

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(※今回の記事を音声で楽しみたい方はこちらの【#10】を”↓) 


私は休日にこのようなブログを書くほどですので、内向型人間を地で行くような人でしょう。

しかし、調べてみると外向的である方が、収入が高く、幸福度も高い、ということが分かりました。 例えば、企業の最高幹部は、一般社員に比べて、外向的な人が60%も多いというのです。


何も企業の最高幹部になるつもりはありませんが、このまま過ごしていてよいのかという不安がありました。


そこで今回は、

①外向的な人と内向的な人のそれぞれのメリット

②内向的な人の最強戦略

について調べてみましたので、ご紹介させてください


内向型人間ってどんな人?

内向型-外向型というのは心理学で最も信用性の高い概念の一つですが、それぞれのタイプにはどんな人が当てはまるのでしょうか。

簡単な性格テストがありますので、次の13個の項目に対して、当てはまる項目には〇を、当てはまらないと思った項目は×を、迷ったら近い方を選んでみてください。


・グループより1対1の会話を好む

・文章の方が自分を表現しやすいことが多い

・ひとりでいる時間を楽しめる

・聞き上手だと言われる

・周りの人に比べて、他人の財産や名声や地位にそれほど興味が内容だ

・大きなリスクは冒さない ・邪魔されずに「没頭できる」仕事が好きだ

・誕生日はごく親しい友人1人か2人や、家族だけで祝いたい

・他人と衝突するのは嫌いだ

・考えてから話す傾向がある

・外出して活動した後は、たとえそれが楽しい体験であっても、消耗したと感じる

・忙しすぎる週末より、何もすることがない週末を選ぶ

・一度に複数のことをするのは楽しめない


このうち〇が10個以上だった方は内向型、5~10個の方は両方の特徴を併せ持った両向型、4個以下の方は外向型となります。


外向型のメリット

外向型のメリットはまさに”お金を稼ぐこと”に優れていることです。

例えばスタンフォード大学がビジネススクールの卒業生を対象に、20年間の追跡調査を行ったところ、外向的な人の方が収入が高いことが分かりました。

さらに、幼少期まで遡った調査があります。 この調査では、幼少期の外向性と、将来の仕事の満足度・給与水準・昇進の回数などはプラスの関係があることが分かりました。


この外向性は、なぜ収入と関係するでしょうか? 社会学者のマーク・グラノヴェッターはこのように言っています。

「新しい仕事や大きなチャンスが、親しい友人からもたらされることは少ない。理由は、既に同じ情報を共有しているからだ。大きなチャンスは、繋がりの薄い知り合いから見聞きする方が多い」

つまり、外向的な人は社内外問わず少々浅くても広い繋がりを持っているため、より多くのチャンスに巡り合え、収入が上がりやすい、ということなのです


また、マサチューセッツ工科大学が行ったIBM社員を対象に行った調査によると、人付き合いの多い社員ほど、業績が良く、その差は1通のメールで948ドル(約10万円)の価値の差があったというのです。


内向型のメリット

それでは内向型の人たちにはどのような強みがあるのでしょうか。 その強みは、内向型の人は、外向型の人と比べて、専門分野でのエキスパートとして秀でる可能性が高いことです。


確かに、外向的な人は素晴らしい人間関係から貴重なチャンスを活用することができる反面、スキルや知識を磨くことに充分な時間を使えません。


例えば、フロリダ州立大学教授のアンダース・エリクソンが、一流のバイオリニストを対象に行った調査でも同じことが分かりました。具体的には、そのバイオリニストに「日常の活動で技量を磨くために最も大切なことは何か」を尋ねたところ、90%の演奏家が「一人で練習すること」だと答えています。


さらに、本『内向型人間の時代』の著者であるスーザン・ケインの調査でも、内向性と知識の習熟度に相関があることが分かっています。 141人の大学生を対象に行った実験では、性格テストを受けてもらった後に、美術や統計学など様々な20の科目の知識を問うテストを行いました。その結果、内向的な学生の方がより豊富な知識がありました。


つまり、内向的な人の「一人の時間を楽しめる」という特徴は、自分のスキルや知識を磨くのに最適だということです。


内向型人間の生き方戦略

それでは、内向的な人はどのように生きていくことが、最も収入や幸福度が上がるのでしょうか。 それは、内向的な強みを生かしながら、外向的な人のメリット部分だけを活用することです。


つまり、スキルや知識を磨きながら、最小限のパワーで人との繋がりを作っていくスキルを身に付けることです。「人脈づくり」というと、うさん臭く感じますが、うわべだけの関係や口先だけの営業マンとは全く別です。むしろ、こういう人たちは長期的に見て損をします。


ここでいう人との繋がりとは、相手が困ったときは助け、自分が困ったときには助けてもらえる、そんな関係です。とは言っても、大勢の人が集まることが苦手な内向的な人は、どのように人との繋がりを作れば良いのでしょうか。


人との繋がりを広げる5つのコツ

①元々の友達から始める

学生時代は仲が良かったが最近は疎遠になっている、という知り合いいませんか?

このような友達に連絡を取ってみることが有効です。


②スーパーコネクターを見つける

スーパーコネクターとは、人との繋がりをもたらしてくれる人のことです。


例えば、ケロッグ経営大学院のブライアン・アジーの調査によると、人との繋がりには”80対20の法則”があると言います。この法則は、「あなたの友達の100人のうち、80人は残りの20人の友達を介して出会っている」というものです。


今いる友達は誰を介して出会ったかリストアップしてみてください。そこに共通の人が浮かび上がれば、その人があなたにとってのスーパーコネクターとなります。

「この人と会ってみると良いよ、という人はいない?」と連絡を取ってみましょう。


③時間と予算を用意する

最初は少し抵抗があるかもしれませんが、友達作りを「やりたいこと」から「やるべきこと」に格上げしましょう。 友人間のトラブルの最大の原因は「相手と会う時間を優先的に作れていないこと」ということが学術的調査で分かっています。ということは逆をやれば友達と良い関係を作れるということです。


④グループに参加する いわゆる異業種交流会のようなネットワーキング・グループのことではありません。ランチに行ける友達や、日曜日に一緒にフットサルをする友達、ちゃんと活動している読書会などが良いです。

さらに、心理学者のリチャード・ワイズマンによると、既に知っている友達と新しい人が半分半分のグループが、”科学的根拠のある幸運”が舞い込んでくる確率を高められます。


⑤定期的にフォローアップする

昔の友達や新しいグループに参加し、せっかく増やした人間関係も、何もしなければまた疎遠になってしまいます。定期的なフォローアップが重要です。


ノートルダム大学の調査によると、親密度が高まる連絡頻度の最長は2週間だということが分かっています。 なので、仲良くなりたい場合は、2週間より短い頻度で連絡をすればよいですし、あんまりだなという場合は連絡頻度をあけることで、自然と疎遠になっていきます。


✓内向的な自分に悩んでいる

✓このままで良いのか不安になる

という方、「スキルと知識の習得」×「友達作り」の生き方戦略を試してみてください!


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