なぜ人は後悔するのか、認知的錯覚の原因

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《こんな人におすすめ》

✓仕事で重要な決断がある

✓私生活で小さな判断ミスで後悔をしたことがある

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まずはこちらのシンプルな問題を解いてみてください。

【問題】

バットとボールは合わせて1ドル10セントです。

バットはボールより1ドル高いです。

では、ボールはいくらでしょうか?


きっと、あなたの頭の中に数字が閃いたと思います。

それは10セントだったのではないでしょうか。


この問題の特徴は、すぐに答えが思い浮かぶこと、そしてその答えは直感的で説得力があります。

さらに、その答えは間違えています。


ボールが10セントであれば、1ドル高いバットは1ドル10セントになり、合計で1ドル20セントになります。 なので、答えは5セントになります。


この非常にシンプルな問題ですが、ノーベル経済学賞の受賞歴があるダニエル・カーネマンが思考の錯覚に関する研究のために作成した問題で、 


ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、プリンストン大学の学生の、50%以上が間違えた答えを出したそうです。


このダニエル・カーネマン曰く、人間の思考には2種類あります。

ひとつは、心理学上で”システム1”と呼ばれる思考で、自動的で高速で働き、努力がほとんど必要のない、いわば直感のことです。


もうひとつは、”システム2”と呼ばれる思考で、複雑な計算などの頭を使わなければできない困難な知的活動のことです。


日常生活では、ほとんどの判断が簡単なもの、もしくは間違えたとしても大きな問題にならないものばかりなので、基本的にはシステム1が使われています。そのおかげで私たちは、余計なことで悩みすぎずに、スムーズに生活できます。


しかし、日ごろ使い慣れているだけに、重要な判断が必要な時も、この”システム1”が出てきます。 先ほどの問題を間違えてしまった方は、とっさにシステム1が反応してしまったようです。間違えても、大きな影響のない判断であればよいですが、仕事や人生では重要な判断もあると思います。そんな時に、”システム1”の直感に騙されないために、何をすればよいのでしょうか。


注意すべき思考の錯覚に、”ハロー効果”という認知的な錯覚があります。これは、例えば面接などの場面で人の評価をする際に、ある特定の評価が高いと感じた場合に、他の項目も高くしてしまう現象です。


こういった錯覚を防ぐためには、予めお互いに独立した評価軸を作っておき、その採点通りに採用する、と強く決めておくことが重要なようです。また、面接以外の判断の際にも、予め判断基準を採点できるようにしておくことで、システム1に支配されることなく、システム2の働くを助けてくれます。


✓仕事で重要な決断がある

✓私生活で小さな判断ミスで後悔をしたことがある


という方、ぜひ試してみてください! 


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