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《こんな方におすすめ!》
✓新しいことにチャレンジしたい!
✓失敗が怖い...
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(※今回の記事を音声で楽しみたい方はこちらの”#18”を↓)
〇記事について
《1回15分で実践できる生活に役立つ心理学》をテーマに配信してます。
私がこの配信をやり始めたきっかけが、”忙しいビジネスマンや子育てをしている方に確かな知識をお届けしたい”気持ちがあるからです。
私自身幼い時はシングルマザーの家庭で育てられていて、母親が仕事をしながら子育てもしながら、私の兄弟3人を育ててくれました。
その中で金融の勉強をして資格を取って、セールスの仕事をして、そのお金で僕を育ててくれたという、そんな感謝の気持ちがありました。今同じような状況にいる人や状況は違くても、忙しくてゆっくり本を読む時間はないという方いらっしゃるんじゃないかなと思います。そのような方たちの少しでも力になりたいという気持ちで、この配信をしています。
私は根っからの読書好きで、年間の120冊の本を読みます。その中で学んだことを、15分ぐらいでまとめてお伝えしていきます!
〇創造性を殺す要因
これはミスを許さない文化にあります。
確かに「絶対にミスをするな!」と言われると、新しいアイデアは出なかったり、新たなチャレンジをしようという気がなかなか起こらないんじゃないかなと思います。
このようなミスをしないことが良しとされた要因は、工業化による生産性の最大化です。何かと言うと、自動車のフォードが採用した生産方式が例に挙げられます。
これは、よりたくさんの車を効率よく作るということで採用された生産方式で、よく言うライン工場です。工場の中で、車にドアをつける人、塗装する人、タイヤをつける人のように、役割分担をして、効率よく同じ品質の車を作っていく方法です。
この生産方式ですとミスをしちゃいけないですよね。
このように、工業化による生産性の最大化がこのミスを許さない文化を生みました。
〇創造性を生み出す要因
これは、失敗から学んでいくことです。
特に今回でいうと単なる創造性ではなくて価値ある創造性、誰かにとって役に立つ創造性を作り方です。
そして、失敗から学ぶといっても、単に無謀なチャレンジをたくさんして大きな失敗をするのではなくて、小さな失敗をたくさん経験して、そこから軌道修正をしていくということです。
例えば画家のミレーがあげられます。有名な作品に「落ち穂拾い」がありますが、このミレーが有名になるまでのプロセスに学べる点があります。
実はミレーは最初から有名だったわけではありませんでした。最初は様々なジャンルの絵を描いて、その中で人気が出たのが「落ち穂拾い」のような雰囲気の絵で、そこからこのジャンルの絵ばかりを描きました。結果として「落穂ひろい」で有名になりました。
このように、小さく試して軌道修正していくうちに、本当に価値のある人から求められる創造性が発揮されます、
とは言っても、失敗に耐えることは簡単ではありません。どうすれば、失敗にチャレンジしたり、乗り越えたりできるのでしょうか。
〇失敗を乗り越えるマインドセット
この例として、バスケットボール選手のマイケル・ジョーダンがいます。プロになったばかりの時のスリーポイントシュートの決定率は18%でした。しかし、毎日練習し、失敗を積み重ねて軌道修正をしていく中で、38%にまで向上させました。
この乗り越えられた要因である”成長マインドセット”を発見したのが、スタンフォード大学心理学教授のキャロル・デュエックです。
成長マインドセットは、自分の能力は固定的ではなく、成長できるという考え方です。反対の硬直マインドセットとは、自分の能力は決まっていて、伸ばすことはできないと考えることです。
これを確かめた実験は、300人の小学生を対象に行われました。2つのグループに分けて、テストを受けてもらって、そのテストの結果とその後の成績の伸びを追跡調査したという内容です。
ひとつめのグループでは、テストを受ける前に「このテストは君たちの能力を測るものだ。能力を測って君達のクラス分けします」ということを伝えました。つまり、硬直マインドセットを植え付けました。
二つ目のグループには、「君達はこのテストを通じて、できるところとできなかったところを明確にしてもらいます。
そして、成績を伸ばすためのカリキュラムの参考にします。」と伝えます。
つまり、どうやったら君達が伸びるのかを考えるためのテストであることを伝えて、成長マインドセットを植え付けたということです。
テスト後の結果は、結果自体は変わりませんでした。
しかし難しい問題が出てきた時にどれだけ粘ったのかっていうところと違いが生まれました。
一つ目のグループに関しては粘った時間が短かったです。二つのグループに関しては最後の最後まで粘りました。
またその後の追跡調査では、成績の伸び率が良かったのはこの成長マインドセットもった生徒達だったんですね。
確かに自分の能力を伸ばすことを前提にテストを受けたことで、ミスをしてもどうやったら成績が伸びるか考えますよね。
ということで、価値ある創造性を身に付けるために必要なのは「小さな失敗と試行錯誤」です。
そしてそれを可能にするのが「成長マインドセット」という内容でした!
✓新しいことにチャレンジしたい!
✓失敗が怖い...
という方、ぜひ試してみてください!
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