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《こんな方におすすめ!》
✓伝えたいことがうまく伝わらない...
✓大事なプレゼンがある
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(※今回の記事を音声で楽しみたい方はこちらの”#17”を↓)
〇記事について
《1回15分で実践できる生活に役立つ心理学》をテーマに配信してます。
私がこの配信をやり始めたきっかけが、”忙しいビジネスマンや子育てをしている方に確かな知識をお届けしたい”気持ちがあるからです。
私自身幼い時はシングルマザーの家庭で育てられていて、母親が仕事をしながら子育てもしながら、私の兄弟3人を育ててくれました。
その中で金融の勉強をして資格を取って、セールスの仕事をして、そのお金で僕を育ててくれたという、そんな感謝の気持ちがありました。今同じような状況にいる人や状況は違くても、忙しくてゆっくり本を読む時間はないという方いらっしゃるんじゃないかなと思います。そのような方たちの少しでも力になりたいという気持ちで、この配信をしています。
私は根っからの読書好きで、年間の120冊の本を読みます。その中で学んだことを、15分ぐらいでまとめてお伝えしていきます!
〇ストーリテリングって?
ストーリーテリングというのは、アメリカのプレゼンテーションサイトのTEDで「最も長いスタンディングオベーションを得たスピーカー」に輝いた、ブライアン・スティーブンソンという方が実践しているスピーチ術です。つまり、物語のことです。
心を動かすためには物語で語ることが大事なのです。
この方がしたスピーチのテーマは「アイデンティティ」だったのですが、その話始めが好評でした。
「ある日、僕にアイデンティティを決定付ける出来事が起こりました。それ何かって言うと私のおばあちゃんからの言葉なんです。おばあちゃんが老衰で弱っているなか、病院に行きました。そこで冷たくなっていくそのおばあちゃんの手を握りながら言われた言葉があるんです。その言葉は、『これからあなたが生きていく上で胸に留めておいてほしいことが三つある。一つがお母さんを愛し続けること。おばあちゃんからしたら娘です。二つ目はいつまでも正しいことをすること。三つには一生お酒を飲まないこと。それ以来私は一生お酒をのみませんでした。』
このように語られると、スピーチ事態に人を引き付けますし、アイデンティティについてもっと学びたいなという気持ちにしてくれます。
〇脳をスキャンした実験
参加者を集めて、二つのグループに分けました。
一つ目のグループが普通に論理の話をされるグループ。もう一つのグループは、ストーリーを話されるグループ。この二つを比べました。
その間、頭に機械を付けてそれぞれのグループの脳波がどういう風に変わっていくのかっていうところを研究した実験です。 わかったことはストーリーが語られているグループの方が脳波の動きが活発に動いてたんです。
確かに僕の経験でも、小学校の時の歴史の授業で覚えやすい先生とそうじゃない先生がいました。歴史を覚えやすい先生は上手くストーリー立てて話してくれていた記憶があります。
〇ブライアン・スティーブンソンはどのくらいストーリーを話していたのか
ギリシャ哲学者のアリストテレスが提唱したコミュニケーションの三要素があります。
スピーカーの地位などの信頼、論理、感情です。ブライアンさんのスピーチがこの3つの要素をどれくらいの割合で話していたのかを分析しました。
結果、信頼が10%、論理が25%、感情が65%でした。 人を引き付ける話は、感情に訴えかけるストーリーの割合が多かったことが分かりました。
実はこれ他の事例もありまして、スティーブ・ジョブズがコカコーラのジョン・スカリーを引き抜いたときのエピソードです。
スティーブ・ジョブズが僕の会社に来てくれというのを説得する場面で、こう伝えました。 「このまま一生を砂糖水を売り続けるつもりなのか、それとも世界を変えてみようと思わないのか」 これすごくグッときますよね。
この場面でいきなり、「うちの会社に来て、ビジネスを大きくしよう」と言われたら多分ジョン・スカリーは動かなかったと思いましす。
しかし、このスティーブ・ジョブズの巧みなセリフを伝えられたことでグッと心が動いて、実際に会社を移りました。
〇ストーリーテリングのコツ
具体的にストーリーテリングの骨って今何をしていけばいいのかっていうところになるんですが、これにもいろんな要素があります。
他の配信でもお伝えしたいのですが、今回は大事な1つをご紹介します。 何かというと”応援したくなるキャラクターを作る”ということです。
アメリカの作家、カート・ヴォネガットが言っていることです。 具体的には、誰かが苦境に陥って、そこから這い上がって復活する、そういう内容のストーリーが人の心を動かす、と言っています。
ちょっとこんなストーリーを思い浮かべてみてください。
あるときは幼い女の子が居ました。その女の子はすごく優しい両親に育てられてたんだけれども、ある日母親が病気で他界してしまいます。父親も後を追うようにして他界してしまいました。このでおばさんの家に行くことになり、そこには義理の姉が二人いました。そこでその幼い女の子は義理の姉妹にいじめられてしまいます。ある日、家族で舞踏会に行くことになりました。しかし、その幼い子は連れて行ってもらえず、家で掃除をしていました。そのまま、おばさんと姉妹二人で行ってしまいました。泣きながら小さな女の子は家で掃除をしてる時に現れたのが魔法使いで、魔法使いが綺麗な格好を差せてくれて、馬車でその舞踏会まで連れて行ってくれてて、最終的にはそこにいた王子様と結ばれました。
もうお分かりだと思うのですが、シンデレラです。
これも、苦境に陥ってから、這い上がったエピソードで、ストーリーの王道です。
ぜひこのストーリーテリング術、試してみてください!
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